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    • 2019.07.14 Sunday
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    三方五湖におけるニホンウナギ史料論文について

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      たびたびKです。過去のブログでとりあげておりました、Kの拙論が雑誌『動物考古学』第35号(2018年3月31日発行)に掲載されました嬉しい



      こう書くと、「何だ!宣伝か?」と思われるかもしれませんが、三方五湖のウナギ及びその漁については、これまで当館の企画展示でも取り上げてきましたし、東京大学による学術的な調査もされてきました。今年のウナギ稚魚は歴史的な不漁とニュースで報じられましたがショック、拙論は、そうなる前の1950〜60年代の「最後の豊漁期」の情報を含む史料を分析・考察したものです。



      ニホンウナギの漁獲量の変動、漁場の特徴・傾向、魚価の変動などが、上記史料から読み取れました。いずれも現代のウナギ漁とは異なり、目からウロコの情報が多かったです。今後は考古学からみたウナギ漁の考察に、それらを参考資料として援用していきたいと考えています嬉しい

      鳥浜貝塚の資料調査(170810)

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        おはようございます。KSMILYです。



        今日は快晴晴れの若狭です。気温は猛暑までは行かない、との予報ですので、レインボーラインなどのドライブ日和ですね楽しい



        さて、日付は遡りますが、先日若狭歴史博物館に所蔵されている鳥浜貝塚出土の動物遺体の資料調査に参りました。K自身の要件ではなく、学生さんの資料調査のアドバイスという目的でした。



        「鳥浜貝塚の動物遺体」と書くと、動物園の死体置き場のような生々しい印象をもたれるかもしれませんが、言い換えると、ほぼ全て「骨」になったものです楽しい。ただし、鳥浜貝塚は「縄文のタイムカプセル」と言われるだけあって、動物骨の保存状況は全国的に見ても屈指の良好さですびっくり



        学生さんの研究目的は主にシカの骨で、それらの有無を地区ごとに分けられた資料からざっと拾い出すという作業だったのですが、骨を見るといろいろなことがわかります。まずは、破損の有無ですが、わざと骨を割って、骨髄を出した痕跡のある資料が多く見つかりました。また、ヤスやかんざしなどの骨角器をつくるために細長い骨を縦割りにしたものも含まれていました。



        幼獣・若獣・老獣等の違いは、関節部分の骨が癒着しているかどうかで判断することができます。たとえば「ケン○ッキーフライドチキン」を食べたとき、チキンの骨の関節に近い部分が「ぽろっ」と外れることがありますよね?(Kはたまにそのままバリバリと噛み砕いて食べてしまうこともありますが…楽しい)あれは、若鶏を調理しているからで、老いた個体だと簡単に外れないものです。ちなみに、骨の端は遺跡でも残りますが、関節同士をつなぐ軟骨部分は腐り落ちてしまうので、つるっとピンポン球のようになっています。



        この軟骨部分を含む骨端の軟らかい部分や、関節付近で骨に筋肉が付着している部分は、人間にとっても集落で飼われていた縄文犬にとってもごちそうだったようで、イヌの咬み痕の残る骨もあります。イヌは無目的に骨をかじっているのではなく、軟骨部分をかんでいるのですね楽しい



        それから、骨から肉を外すために、石器で切り取った傷跡(カットマーク)が骨に残っている場合があります。鳥浜貝塚の出土骨は保存が良好で表面がツルツルしているものも多く、カットマークの観察は比較的ラクです。包丁などの金属器と異なり、石器の切れ味には限界があるので、それほど深い傷ではありませんが、筋肉や脂肪を通り抜けて骨まで届いているということは、かなり強くこすりつけられていることになります。2〜3筋の痕が平行についているのもよく見られます。

        鳥浜貝塚の動物骨を詳細に見ていくと、そこから上記のような人間活動が復元できるのです嬉しい

        日本動物考古学会参加報告

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          こんにちは。KSMILYです。

          6月17・18日に石川県立歴史博物館にて開催された、日本動物考古学会第5回研究大会のレポートの続きです。もう終了して1週間も経過してしまいましたびっくり

          今回の学会報告は、2日間で4つのセッションがあり、口頭発表が19本もありました。Kの順番は、なぜか後ろから3番め、つまり2日めの最後の方でしたびっくり。一番最後まで気が抜けなかったのですが、後で書くように、メリットもありました。

          通常は1発表あたりの持ち時間は20分なのですが、15分に短縮され、うち質問時間として3分が設定されていました。学会発表では、事務局がベルを鳴らして、発表時間の残りを意識させることが多いのですが、1つ目のベルは発表開始後10分、2つめは12分、3つめは15分にそれぞれ鳴らされました。これでずっと話続けることを防ぐのです楽しい

          この時間感覚が話してみないとわからない場合があり、多くの発表者は時間ギリギリまで使って話していました。1ベルではまだ話のヤマ場まで行っておらず、2ベルでようやくクライマックス、3ベル直前に終了して、ほとんど質問の時間がなくなる、といったケースが多かったようです嬉しい

          Kもたくさんスライドを用意していたのですが、他の発表者の皆さんのようすを見ていたので、多くのスライドを飛ばして発表し、2ベルを超えたあたりで発表を終わりましたしょんぼり。でも質問もあり、かなり駆け足で終了といった感じでした。

          肝心の発表内容ですが、現在論文にまとめる準備をしています。締切りは9月末日なので、Kにとっては夏休みの宿題となりそうです楽しい

          日本動物考古学会参加報告

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            みたびKSMILYです。



            日本動物考古学会参加レポートの続きです嬉しい。はじめて「動物考古学会」という名前をお聞きになった方は、「動物の進化の歴史?」ととる方もいらっしゃいます。確かに学会の中で、そういった方面(DNA分析等)を主体に取り組んでおられる方もいらっしゃいますが、通常の動物学と「動物考古学」との違いは、研究の背景に「人間に関わる歴史」があるかどうか?にあります。



            例えば、動物そのもののDNAの研究が主体であったとしても、その試料が「人間がつくった遺跡から採取されたもの」である時点で、「動物考古学」の研究対象であると言えます嬉しい。なぜなら、遺跡自体、人間がつくったものだからです。例外的に、勝手に遺跡に入りこんだ動物がそこで死ぬ場合(ゴミ穴のネズミや、洞窟内に入りこんだ野生動物)もありますが、それは研究対象外です。



            Kは文系的なアプローチしかできないのでしょんぼり、自身がDNA分析や安定同位体比分析等に着手することはありませんが、今回は口頭発表19本、ポスター発表11本のうち、DNAや安定同位体比分析、その他理化学的な方法を利用した研究はそれぞれ6本、3本ありました。今後も増加していくと思われます。



            そういった中、Kの今回の発表テーマは「三方五湖における1950〜60年代のウナギ漁獲記録について」です。手法的には、歴史学・民俗学といったところでしょうか。今回は報告者数が多くて、1発表あたり15分しかなく(通常は20分)早口でかなり巻きましたがショック、おかげ様で言いたいことは出し切ることができました。続きはにて。


            日本動物考古学会の準備□参加報告

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              こんにちは。KSMILYです。



              6月17・18日に開催された日本動物考古学会第5回研究大会のレポートです。準備△箸靴禿蟾討靴茲Δと思っていたのですが、バタバタしているうちに事後になってしまいました…悲しい



              開催地は、今をときめく北陸新幹線終着駅、金沢です。金沢駅にやってくるのは約10年ぶりですが、巨大なアーチ状の構造物と、次々にやってくる路線バスの乗り場に圧倒されましたびっくり



              会場である石川県立歴史博物館へは、バスで20分弱。いくつかある路線バスからKが選んだのは、「兼六園シャトル」。土日は運賃が100円なのです楽しい。ということもあり、バス内はほぼ満車でした。



              石川県立歴史博物館は、レンガづくりのノスタルジー溢れる3棟構造です。Kは学会誌の編集委員で打ち合わせもあったので、多少早めに到着したのですが、向かいの本多の森ホール側にはほぼ女性だけの長蛇の行列ができていて、「グッズ販売最後尾」というプラカードを掲げた職員がいました。男性アイドルのファンイベントでもあったのでしょうか?嬉しい



              さて、日本動物考古学会の研究大会は2日間の研究発表とポスターセッション、場合によっては周辺遺跡や博物館見学等もセットになっています。今回は、会場が博物館だったということもあり、事前に無料ゾーンで映像を見たり、飲食可能なコーナーでKのように打ち合わせや昼食をとってから大会に参加される方が多かったようです。続きは△砲董



              日本動物考古学会発表の準備

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                こんにちは。KSMILYです。



                今週末の17日・18日(土日)、石川県立歴史博物館で、第5回日本動物考古学会研究大会が開催されます(ちなみに第2回は、県立三方青年の家と当館で3年前に開催されました楽しい)。



                隣の県での開催ですが、今をときめく北陸新幹線の最終駅・金沢での開催ということで、いろいろワクワクするK楽しいです。あっ、でも福井県内にはまだ北陸新幹線は来ていないんですよしょんぼり。関東地方から北陸入りする場合はかなり便利になったはずですが、今のところ、福井県側では「うらやまし〜」ショックと言っているだけです…。



                さて、今回のKは「三方五湖における1950〜60年代のウナギ漁獲記録について」のタイトルで発表予定です。ご存じの方も多いかもしれませんが、三方五湖はウナギの産地で、江戸時代から京都・滋賀県方面に生きたまま出荷びっくりしていました。



                メインとなる資料は、若狭町鳥浜在住のMさん(三方湖の漁師)が残した詳細なウナギ漁獲記録の資料です。以前当館では、企画展「三方五湖のウナギ展」(2012年)を開催しましたが、その際にもその資料をお借りして紹介させていただいたことがあります嬉しい



                発表用の資料を現在作成中ですが、記録を残すことの意義について、これほど考えさせられることはありませんでした。Mさんは自他ともに認める几帳面な方ですが、ウナギの漁獲高・仕掛場所・売上などについて、出漁した日全ての記録を残しておられました。今となっては、かけがえのない貴重な資料です。本当にありがたいことです。



                先日、今年は稚魚が豊漁だったので、土用の丑の日にはウナギが安くなるのでは?といった報道がなされましたが、ウナギ資源保護の観点からすれば、軽率な報道だったと言わざるを得ませんしょんぼり。資源が回復してきたときにこそ、獲り控え・食べ控えをしなければならないのです。逆にこんな「カタいこと」(正論なんですが…冷や汗)を書かなければならないほど、全世界的にウナギ資源が枯渇してきているのです。



                1950〜60年代は、三方五湖にとって「最後の」ウナギ黄金期でした。そうした観点から、発表をしたいと考えています嬉しい

                福井県立こども歴史文化館に行ってきました

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                  こんにちは。KSMILYです。



                  連日、館を留守にすることが多かったので、久々の更新になりますショック。今回は、他の博物館の話題です。



                  先日、当館副館長でもあるN課長めがねとともに、福井市に出張に行って参りました楽しい



                  要件が済んだあと、福井県立こども歴史文化館に立ち寄りました。というのは、それよりさらに前、Kがお休みをいただいていた日に、こども歴史文化館の職員の方々が当館を訪問してくださったからです。Kは、こども歴史文化館の開館準備委員会と、運営協議会でお世話になったことがあります嬉しい

                  ホームページはコチラ⇒ http://info.pref.fukui.jp/koreki/


                  通称「これき」さんは、その名の通り、こどもを対象とした博物館ですが、主に県内の偉人(業績をのこした歴史上の人物)や、近年活躍した人物、眼鏡など、県を代表する産業などを紹介しています。近年活躍した人物には、「白川文字学」と提唱した白川 静氏、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏がおり、それぞれ特設コーナーを設けています。



                  受付でご挨拶したところ、K館長さんと、O学芸員さんにご歓待いただきました。また開催中の特別展「ワンダフル×ニャンダフル 〜暮らしのなかの犬、猫の歴史〜」を生解説付きでご案内いただきましたびっくり。お忙しい所、ありがとうございました。



                  N課長もKも考古学が専門なのですが、ワンダフル×ニャンダフルは、そうした専門分野を横断した「イヌ×ネコ」の特別展でした。考古学、文献史学、民俗学など、ありとあらゆる分野を「イヌ×ネコ」で切り取った、見事な企画でした。



                  鳥浜貝塚出土のイヌ頭骨や、姫路市で出土した、6世紀末のネコ科?の足あとのついた須恵器(古墳時代の焼き物)など、見ごたえのある展示(これは動物考古学ですが)、ネコを題材にした踊り、イヌ・ネコが登場する文献など、ペット好きの人がうなる内容が盛りだくさんでした。個人的には、K館長のコレクションでもある、イヌ・ネコフィギュアがわんさと並んでいるのが楽しかったです。この展示は9月4日までですので、まだご覧になってない方はぜひ、お運びください。



                  と、今回は他館へのエールを送らせていただきます楽しい


                  ヌマガイ標本

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                    みたび、KSMILYです。



                    午前中にFRP丸木舟と、救助艇を運びましたが、その後に大雨になりました。雨が上がった午後、MさんとUさんは救助艇で旅立ちました。



                    Uさんは、三方五湖自然再生協議会の事務を担当しているのですが、今年の三方湖のヒシ繁茂状態のパトロールのためです。



                    その帰りに、Mさんがたまたま湖上に浮かんでいるコレを見つけました。



                    ヌマガイ(ドブガイ)です。三方五湖周辺の淡水貝では最も大きな部類です。



                    ヌマガイは、鳥浜貝塚の貝層中にも多く含まれていますが、保存状態が悪く、非常にもろい状態になっています。細かく割れているので、もとの大きさがわかりにくいのですが、よい比較資料が手に入りました楽しい



                    ちなみに、中身はこんな感じです(閲覧注意)。



                    死んでから間もない個体なので、少し殻を開けてみると「べろっ」と身が滑り出てきました。少し顔を近づけてみましたが、気を失うようなニオイがして、後悔しました…冷や汗



                    ちなみに今、このヌマガイは当館の冷凍庫(ふだんは外来種のミシシッピアカミミガメを保管)でフリーズしつつあります。標本として保存する予定です嬉しい

                    第4回日本動物考古学会

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                      たびたび、KSMILYです。



                      動物考古学会の記事も今回で最後です(と、思います)。青谷上寺地遺跡展示館を訪れると、こんなものがありました。



                      貝でできたブレスレット、貝輪です。鳥浜貝塚でも出土しているベンケイガイ製(もちろん、現生貝)です。「絶対に手を入れないでください」…。



                      入れて「みよう」としました嬉しい



                      …無理でした。Kの手は男性にしては小さい方だと思いますが、全く入る気配がありません楽しい



                      明治大学では、貝輪に女子学生さんの手を入れる実験をしたそうですが、上の写真のようにすぼめると入れることができたそうです。従来、手の小さな子ども時代に入れて、成人までそのままだった、とされてきましたが、成人女性でも入れることができるようです。



                      遺跡出土の人骨には、貝輪を何個もはめている例があるので、さすがにそのような場合は日常生活に支障があったでしょう。もし、脱着ができる大きさのベンケイガイ製貝輪があるならば、現代ファッションとしても面白いのではないかと思います楽しい

                      第4回日本動物考古学会

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                        たびたびKSMILYです。



                        先ほどの竪穴住居の火焚きイベントの時間を書いておりませんでしたショック。午前10時から午後2時頃までの予定です。



                        さて、6月19日に開催された日本動物考古学会の2日目の記事です。



                        この写真が今回唯一、Kの写っている証拠写真です楽しい



                        学会の内容そのものについては全く触れていませんでしたが、北は北海道、南はヴェトナム、古くは旧石器時代、新しくは近現代までが対象でしたびっくり。毎回のことですが、開催地・鳥取に関わる報告もありました。鳥浜貝塚については、Kの他に奈良文化財研究所のOさんの海産魚類遺体(つまり魚骨)の報告がありました。



                        Kが個人的に面白いな、と思ったのは、千葉県立中央博物館のKさんの貝類遺体の報告でした。中国・浙江省・良渚遺跡群の資料紹介でしたが、出土した貝類が鳥浜貝塚とよく似ています。貝類それぞれの割合はもちろん違うのですが、淡水産の貝類中心であることが大変参考になりました。中国の新石器時代遺跡で淡水産貝類の詳細分析はおそらく初めてではないかと思います嬉しい。Kさんにも、鳥浜貝塚の件でいろいろと質問をさせていただきました。ありがとうございます。



                        さて、研究発表後、昼食を挟んで、鳥取県埋蔵文化財センター青谷調査室の資料見学会がありました。



                        皆さん、何を見ているかというと、鳥取県内の古代遺跡出土の動物骨です。詳しい写真は掲載できませんが、最新の資料を前に、皆さんアレコレ話題が尽きない様でした。



                        この他、弥生時代の低湿地遺跡・青谷上寺地遺跡から出土した膨大な骨角貝牙器が一堂に並んでおりました。一行は、1時間以上の時間をかけて、じっくりと数百点の資料を観察していました。こちらも残念ながら写真掲載できませんが、鉄器で加工された骨角器は、見ごたえがありました楽しい



                        さらに一行は、別の資料展示施設である、青谷上寺地遺跡展示館に移動して展示見学しました。



                        広い駐車場の一角にある建物です。Kも初めて伺いましたが、青谷高校生デザインの「青谷上寺地探検し隊」が迎えてくれました。



                        ユルい中にも、しっかり青谷上寺地遺跡出土遺物が活かされており、どれも秀逸な出来です楽しい。いいですねぇ〜、土器戦士ヤンキー!



                        職場に戻ってから、A室長とこれ↓を見ながらあれこれ話していました。



                        「青谷上寺地遺跡お散歩マップ」です。先ほどの探検し隊があちこちに配置されていて、見ていて楽しいです。手描きイラストは、ある意味写真よりも強いインパクトを持っています。鳥浜貝塚でもイメージキャラクターコンテストをやってみたいですね楽しい


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